会員学習会:遊佐幸枝さんを迎えて

 さる11月10日、私たちの活動を支えてくださっている会員のおひとり、純心女子中学校図書館司書の遊佐幸枝さんを迎えて学習会を行いました。

純心の学校図書館の様子や遊佐さんの仕事ぶりをスライドショーで拝見し、学校図書館が授業を支援するということがどういうことかを目の当たりにしましたが、これを「私立の学校だから」とか、「遊佐さんだから」で片づけてしまってはいけないと思っています。

 ローマは一日にしてならず、純心女子の図書館も長い年月をかけて今のスタイルができてきたことを考えれば、公立小中学校108校を有する八王子で一朝一夕に理想が実現するはずもなく…。繰り返し学習を重ね、誰もが「学校図書館が大切だ」「そのためにはどうすればいいか」と一緒に考えられるように、発信し続けることこそ、私たちの役目だと再認識した一日でした。

コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    シマ (金曜日, 22 11月 2013 07:26)

    ひと月以上遅れのコメントですみません。
    まったく同感です。
    遊佐さん、ありがとうございました。
    学習しつづけること、
    発信し続けることが、
    「育てる会」の役目。
    そして同時に、受信するアンテナも
    敏感にしたいものです。
    会員以外の方の、この欄へのコメントも、
    もっとたくさんいただきたいものです。

  • #2

    シマ (金曜日, 22 11月 2013 22:55)

    ひと月は経っていませんでした。
    一週間でした。
    学校司書の法制化の動きも進んでいるという情勢の中で、遊佐さんとの学習会を経て、司書教諭と学校司書の2職種の並置そのものにも問題意識を持つべきではないかという、大きな課題が立ち現われてきたような気がします。
    12月7日に講演をしてくださる堀川照代さんは、著書で「司書教諭と学校司書の協働」ということに触れています。司書教諭は情報リテラシーを指導する専門家でなければならないという切り口から、学校司書は情報や資料の専門家としての役割を担うという2職種並置を前提とした、今後の学校図書館のあるべき姿についてのお話が期待できるのではないでしょうか。